ロリィタファッション講座
ロリィタファッションの概要と歴史
「ロリィタファッション」とはフリルやリボンなど、少女趣味で可愛らしく幼い印象のファッションのことを指します。
よく勘違いされがちなのですが、中世ヨーロッパ(特にフランス)の貴族の女性のファッションや、ヨーロッパのお姫様をモチーフとしていますが、あくまで日本独自のファッションスタイルなのです。
ロリィタファッションの歴史を紐解くと、1988年に東京代官山でブランドが誕生し、今も甘ロリブランドの代表的な存在であるBABY, THE STARS SHINE BRIGHTをはじめ、1993年にデザイナーの個人ブランドとして誕生し、のちの1998年に現在のブランド名となったmetamorphose temps de fille、そして1979年にPrettyというブランド名でスタートし、2001年に現在のブランド名になったAngelicPrettyなど、1990年代初頭には既に現在の「ロリィタファッション」スタイルが確立していたと言われています。
「ロリィタファッション」の名を世に知らしめたのが2004年に公開された映画、「下妻物語」です。
この映画のヒットをきっかけに、広く「ロリィタファッション」の名が広まりました。
その一方で、映画公開当時ロリィタさんの間では、作品中に登場する桃子の、ジャンパースカートをサンドレスのように素肌の上に直接着ている場面が登場するなど、「実際のロリィタファッションの着こなしとの違いがある」、「下妻物語=ロリィタファッションの全てであるように思われたくない」といった不満の声と、「ロリィタファッションというファッションジャンルを一般の人に知ってもらえる」という歓迎の声があり、議論を巻き起こした作品でもあったようです。
代表的なコーディネートの一例
丸襟ブラウスにスカートやジャンパースカートを合わせて、その下にボリュームを出すためのパニエと、パニエによって膨らんだスカートやジャンパースカートから下着が見えるのを防ぐドロワーズを着用するスタイルが基本となります。
スカート丈は可愛らしさを出すためにミディ丈程度までのものがほとんどですが、クラロリのようなエレガントで大人びたイメージを出したい場合にはロングスカートが選ばれることもあります。
そして足元は、フリルやレース付きハイソックスやオーバーニーソックスの他、アンクルソックスやタイツなどにおでこ靴やストラップシューズを合わせるのがお約束です。コーディネートによってはウッドソールの厚底靴、バレリーナシューズ、レースアップブーツなどを合わせることもあります。
ヘアスタイルにおいては、ストレートヘアーの姫カットの他、巻き髪(縦ロール)が人気で、前髪は幼いイメージになるようまっすぐに切りそろえる場合が多いです。
最後に、ロリィタファッションの象徴の一つでもある、大きなリボンのついたカチューシャやコーム、ヘッドドレス、ボンネットなどに代表される頭飾りをつければ代表的なロリィタコーデの完成です。
ロリィタファッションの主な分類と特徴
可愛らしさ、少女らしさを最も重視したロリィタスタイル。
「フリフリ」と形容されることもある、お菓子やハート、苺等のモチーフが多く
甘い雰囲気を強調したデザインのもの。スカートにはパニエをたっぷり仕込んで、ふんわりとしたシルエットになるようにボリュームアップすることが多いです。
淑女らしさよりも少女らしさを優先しているため、子供っぽく見えてしまうことも。ピンクやサックス等のパステル調の色合いのものが多いことも特徴のひとつと言えます。
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