外交官の家

外交官の家は、明治政府の外交官であった内田氏の邸宅として1910年に東京都渋谷区南平台に建てられたものを1997年に現在地に移築したものです。
塔屋がついた木造二階建ての建物には、天然スレート葺きの屋根、そして下見板張りの外壁が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響が随所に残っています。
設計したのはアメリカ人建築家として活躍したJ.M.ガーディナーです。
洋館が建てられた当時は現在も残る洋館部分に加えて和館が併設されていましたが、残念ながら洋館の移築復元の際に和館は対象となりませんでした。現在は当時使われていた洋館本来の玄関口は閉じられ、代わりに移築の際に併設された付属棟にあるエントランス口から入館するようになっています。
1階には食堂や客間などが、そして重厚で趣のある階段から2階に上がると寝室や書斎など外交官の生活感のあふれる部屋があり、竣工当時の外交官の暮らしを垣間見ることができます。
館内にはそのほか、建物の特徴やガーディナーの作品、外交官の暮らし等についての資料を展示した展示室があり、エントランスのある付属棟にある喫茶室では珈琲や紅茶、軽食を頂くこともできます。

所在地

〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町16

電話番号

045-662-8819

営業時間

9:30〜17:00(7・8月は18:00閉館)

休館日

第4水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29〜1/3)

アクセス

●JR根岸線 石川町駅下車、元町口から徒歩5分
●JR根岸線 桜木町駅から、神奈川中央交通バス11系統「イタリア山庭園前」下車徒歩1分

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